Solaris のシステム管理 (IP サービス)

構成の構文

DHCPv6 クライアントを構成するには、既存の DHCPv4 クライアントの場合とほぼ同様に、/etc/default/dhcpagent を使用します。

構文は、インタフェース名 (存在する場合) と構成対象のパラメータの間に挿入される「.v6」マーカーで拡張されます。たとえば、グローバルな IPv4 オプション要求リストは、次のように設定されます。

PARAM_REQUEST_LIST=1,3,6,12,15,28,43

特定のインタフェースでホスト名オプションを省略するには、次のように設定します。

hme0.PARAM_REQUEST_LIST=1,3,6,15,28,43

DHCPv6 のグローバルな要求リストを設定する場合は、先頭にドットを付加します。

.v6.PARAM_REQUEST_LIST=23,24

特定のインタフェースを設定する場合は、次の例に従います。

hme0.v6.PARAM_REQUEST_LIST=21,22,23,24

参考として、DHCPv6 構成の実際の /etc/default/dhcpagent ファイルを次に示します。


# The default DHCPv6 parameter request list has preference (7), unicast (12),
# DNS addresses (23), DNS search list (24), NIS addresses (27), and
# NIS domain (29).  This may be changed by altering the following parameter- 
# value pair.  The numbers correspond to the values defined in RFC 3315 and 
# the IANA dhcpv6-parameters registry. 
.v6.PARAM_REQUEST_LIST=7,12,23,24,27,29