システムコンソール上で、Primary Administrator の役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。
Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。
リモートログインすると、セキュリティー上重要なトラフィックが盗聴される恐れがあります。何らかの方法でリモートログインを保護していても、システムのセキュリティーがリモートログインセッションレベルに低下します。セキュリティー保護されたリモートログインには、ssh コマンドを使用してください。
各システムのグローバル転送パラメータのデフォルト値を変更します。
システムごとに、/etc/inet/ike/config ファイルのフェーズ 1 持続時間パラメータを変更します。
### ike/config file on system ## Global parameters # ## Phase 1 transform defaults # #expire_timer 300 #retry_limit 5 #retry_timer_init 0.5 (integer or float) #retry_timer_max 30 (integer or float) |
完了していない IKE フェーズ 1 ネゴシエーションを残しておく秒数。この時間が過ぎると、ネゴシエーションの試行は削除されます。デフォルトは 30 秒です。
再転送の最大数。この回数を過ぎると、IKE ネゴシエーションは中断されます。デフォルトは 5 回です。
再転送の間隔の初期値。retry_timer_max 値に到達するまで、再転送ごとに、その間隔は 2 倍にされます。デフォルトは 0.5 秒です。
再転送の間隔の最大値。再転送の間隔は、この値より大きくはなりません。デフォルトは 30 秒です。
変更した設定をカーネルに読み込みます。
次の例では、システムと IKE ピアはトラフィックが多い転送回線で接続されています。オリジナルの設定は、ファイルのコメント行にあります。新しい設定は、ネゴシエーションの時間を長くしています。
### ike/config file on partym ## Global Parameters # ## Phase 1 transform defaults #expire_timer 300 #retry_limit 5 #retry_timer_init 0.5 (integer or float) #retry_timer_max 30 (integer or float) # expire_timer 600 retry_limit 10 retry_timer_init 2.5 retry_timer_max 180 |
次の例では、システムと IKE ピアはトラフィックが少ない高速回線で接続されています。オリジナルの設定は、ファイルのコメント行にあります。新しい設定は、ネゴシエーションの時間を短くしています。
### ike/config file on partym ## Global Parameters # ## Phase 1 transform defaults #expire_timer 300 #retry_limit 5 #retry_timer_init 0.5 (integer or float) #retry_timer_max 30 (integer or float) # expire_timer 120 retry_timer_init 0.20 |