netstat コマンドの -r オプションは、ローカルホストの経路制御テーブルを表示します。このテーブルには、ホストが知っているすべてのルートの状態が表示されます。netstat の r オプションは、ユーザーアカウントで実行できます。
次に、netstat - r コマンドの出力例を示します。
Routing Table: IPv4 Destination Gateway Flags Ref Use Interface -------------------- -------------------- ----- ----- ------ --------- host15 myhost U 1 31059 hme0 10.0.0.14 myhost U 1 0 hme0 default distantrouter UG 1 2 hme0 localhost localhost UH 42019361 lo0 Routing Table: IPv6 Destination/Mask Gateway Flags Ref Use If --------------------------- --------------------------- ----- --- ------ ----- 2002:0a00:3010:2::/64 2002:0a00:3010:2:1b2b:3c4c:5e6e:abcd U 1 0 hme0:1 fe80::/10 fe80::1a2b:3c4d:5e6f:12a2 U 1 23 hme0 ff00::/8 fe80::1a2b:3c4d:5e6f:12a2 U 1 0 hme0 default fe80::1a2b:3c4d:5e6f:12a2 UG 1 0 hme0 localhost localhost UH 9 21832 lo0 |
次の表では、netstat —r コマンドの画面出力の各種パラメータの意味について説明します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
送信先 Destination/Mask |
ルートの宛先エンドポイントであるホストを指定します。IPv6 経路制御テーブルには、6to4 トンネルのエンドポイントの接頭辞 (2002:0a00:3010:2::/64 ) がルートの宛先エンドポイントとして示されていることに注目してください。 |
Gateway |
パケットの転送に使用するゲートウェイを指定します。 |
Flags |
ルートの現在の状態を示します。U フラグはルートが up 状態であること、G フラグはルートがゲートウェイへのものであることを示します。 |
Use |
送信したパケットの数を示します。 |
Interface |
転送元のエンドポイントである、ローカルホスト上の特定のインタフェースを示します。 |