bootparams データベースには、ネットワーククライアントモードで起動されるように構成されたシステムが使用する情報が含まれています。ネットワーククライアントを持つネットワークの場合は、このデータベースの編集が必要になります。手順については、「ネットワーククライアントの構成」を参照してください。このデータベースは、/etc/bootparams ファイルに入力した情報をもとにして構築されます。
このデータベースの構文についての詳細は、bootparams(4) のマニュアルページに含まれています。基本構文は、次のとおりです。
system-name file-key-server-name:pathname
個々のディスクレスまたはネットワーククライアントシステムについて、エントリが 1 つずつ含まれています。 各エントリに入っている情報は、クライアント名、キーのリスト、サーバー名、パス名です。各エントリの最初の項目は、クライアントシステムの名前です。最初の項目以外は、すべてオプションです。次に例を示します。
myclient root=myserver : /nfsroot/myclient \ swap=myserver : /nfsswap//myclient \ dump=myserver : /nfsdump/myclient |
この例の dump= はダンプファイルを探さないようクライアントホストに指示しています。
ほとんどの場合、ワイルドカードエントリを使用するのは、bootparams データベースを編集してクライアントをサポートするときです。次のようにしてワイルドカードエントリを使用します。
* root=server:/path dump=:
アスタリスク (*) ワイルドカードは、このエントリが、bootparams データベース内で明示的に指定されていないすべてのクライアントに適用されることを示します。