Solaris のシステム管理 (IP サービス)

ネットワークデータベース

オペレーティングシステムをインストールするときに、手順の一環として、サーバー、クライアント、スタンドアロンシステムのホスト名および IP アドレスを指定します。Oracle Solaris インストールプログラムは、この情報を hosts に追加し、Solaris 10 11/06 以前の Solaris 10 リリースでは ipnodes ネットワークデータベースにも追加します。このデータベースは、ネットワーク上の TCP/IP の動作に必要な情報を含んでいるネットワークデータベースセットの一部です。管理者が自己のネットワーク用として選択したネームサービスは、これらのデータベースを読み取ります。

ネットワークデータベースの設定は重要です。したがって、ネットワーク計画工程の一環として、どのネームサービスを使用するかを決定する必要があります。ネームサービスの使用の決定は、ネットワークを管理ドメインとして編成するかどうかにも影響を与えます。「ネットワークデータベースと nsswitch.conf ファイル」は、ネットワークデータベースのセットを詳細に説明しています。