Solaris のシステム管理 (IP サービス)

IPQoS メッセージの syslog によるログ記録の有効化

IPQoS 起動時のメッセージを記録するには、次に示す手順に従って /etc/syslog.conf ファイルを変更する必要があります。

Procedure起動時に IPQoS メッセージを記録する方法

  1. IPQoS 対応システムで、Primary Administrator の役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。

    Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。

  2. /etc/syslog.conf ファイルを開きます。

  3. ファイルの最後に、次のエントリを追加します。


    user.info                 /var/adm/messages
    

    列の区切りは、空白ではなくタブを使用してください。

    このエントリを指定すると、IPQoS により生成された起動時のメッセージがすべて /var/adm/messages ファイルに記録されます。

  4. システムを再起動して設定を適用します。


例 35–1 /var/adm/messages からの IPQoS 出力

システムの再起動後に /var/adm/messages を表示すると、出力に次のような IPQoS ログメッセージが含まれることがあります。


May 14 10:44:33 ipqos-14 ipqosconf: [ID 815575 user.info]
 New configuration applied.
May 14 10:44:46 ipqos-14 ipqosconf: [ID 469457 user.info] 
Current configuration saved to init file.
May 14 10:44:55 ipqos-14 ipqosconf: [ID 435810 user.info]
Configuration flushed.

また、IPQoS システムの /var/adm/messages ファイル内に、次のような IPQoS エラーメッセージが表示される場合もあります。


May 14 10:56:47 ipqos-14 ipqosconf: [ID 123217 user.error]
 Missing/Invalid config file fmt_version.
May 14 10:58:19 ipqos-14 ipqosconf: [ID 671991 user.error] 
No ipgpc action defined.

これらのエラーメッセージについては、表 35–1 を参照してください。