Solaris のシステム管理 (IP サービス)

flowacct モジュールでの acctadm の使用

acctadm コマンドを使用して、flowacct により生成されるさまざまなフローレコードを格納するファイルを作成します。acctadm は、拡張アカウンティング機能と連動して動作します。acctadm の技術的情報については、acctadm(1M) のマニュアルページを参照してください。

flowacct モジュールは、フローを観察し、フローレコードにフローテーブルを入力します。次に flowacct は、timer に指定された間隔でパラメータと属性を評価します。last_seen 値に timeout 値を加えた時間以上パケットが検出されない場合、パケットはタイムアウトします。タイムアウトしたエントリはすべて、フローテーブルから削除されます。削除されたタイムアウトエントリは、timer パラメータに指定された時間が経過するたびに、アカウンティングファイルに書き込まれます。

acctadm を呼び出して flowacct モジュールで使用するには、次の構文を使用します。

acctadm -e file-type -f filename flow
acctadm -e

acctadm-e オプションを指定して呼び出します。-e は、直後にタイプを指定することを示します。

file-type

収集するタイプを指定します。file-type は、basic または extended に置き換える必要があります。各ファイルタイプの属性の一覧については、表 37–4 を参照してください。

-ffile-name

フローレコードを格納するファイル file-name を作成します。

flow

acctadm を IPQoS 上で実行することを示します。