Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

C2 セキュリティーが装備されている NIS の使用

$PWDIR/security/passwd.adjunct ファイルが存在する場合は、C2 セキュリティーが自動的に起動されます。$PWDIR/var/yp/Makefile で定義されます。C2 セキュリティーモードでは、passwd.adjunct ファイルを使って passwd.adjunct NIS マップが作成されます。C2 セキュリティーモードでは、passwd.adjunct ファイルと shadow ファイルの両方を使用してセキュリティーを管理できます。passwd.adjunct ファイルは、次のように入力した場合にだけ処理されます。


# make passwd.adjunct

make passwd コマンドは、NIS 管理者が C2 セキュリティーモードで make を手動で実行した場合に passwd マップのみを処理します。passwd.adjunct マップは処理されません。