Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

クライアント以外のマシンからのサーバーデータの確認

前述のコマンドの大半は、LDAP クライアントを作成済みであることが前提です。クライアントを作成していない状態でサーバー上のデータをチェックする場合は、ldapsearch コマンドを使用します。次の例では、すべてのコンテナをリスト表示します。


# ldapsearch -h server1 -b "dc=west,dc=example,dc=com" -s one "objectclass=*"

Solaris 9 およびそれ以前のリリースでは、ldapsearch コマンドはデフォルトで、非標準のテキスト表現で出力を生成していました。それより後の Solaris リリースの ldapsearch のデフォルト出力は、RFC-2849 で定義されている業界標準の LDIF フォーマットです。ldapsearch のすべてのバージョンで、-L オプションを使用することによって LDIF フォーマットを出力できます。