次の手順はスレーブサーバーの設定方法を示しています。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の第 9 章「役割によるアクセス制御の使用 (手順)」を参照してください。
スレーブサーバー上で /etc/hosts ファイルまたは /etc/inet/ipnodes ファイルを編集して、ほかのすべての NIS サーバー名と IP アドレスを追加します。
スレーブサーバー上の /var/yp にディレクトリを変更します。
まず、新しいスレーブサーバーを NIS クライアントとして構成して、最初にマスターサーバーから NIS マップを入手できるようにします。詳細については、「NIS クライアントの設定」を参照してください。
スレーブサーバーをクライアントとして初期化します。
# /usr/sbin/ypinit -c |
ypinit コマンドによって、NIS サーバーのリストを求めるプロンプトが表示されます。作業中のローカルマシン (スレーブ) の名前を最初に入力してからマスターサーバーを入力し、そのあとにドメイン内のほかの NIS スレーブサーバーをネットワーク的に近いものから遠いものの順番で入力します。
NIS クライアントが実行されているかどうかを確認し、必要に応じてクライアントサービスを開始します。
# svcs network/nis/client STATE STIME FMRI online 20:32:56 svc:/network/nis/client:default |
svc:/network/nis/client の状態が online と表示される場合、NIS は実行されています。サービスの状態が無効となっている場合、NIS は実行されていません。
このマシンをスレーブサーバーとして初期設定します。
# /usr/sbin/ypinit -s master |
master は、既存の NIS マスターサーバーのマシン名です。
この節で説明した手順を、NIS スレーブサーバーとして構成するマシンごとに繰り返します。
次の手順は、スレーブサーバーで NIS サービスを開始する方法を示しています。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の第 9 章「役割によるアクセス制御の使用 (手順)」を参照してください。