Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

インデックス表示の使用

Sun Java System Directory Server のインデックス表示機能は、仮想リスト表示 (VLV) とも呼ばれます。クライアントは、インデックス表示を使用して、非常に長いリストから、グループや複数のエントリを選択して表示できます。このため、各クライアントの検索処理時間を短縮できます。インデックス表示により最適化かつ事前定義された検索パラメータが提供されるため、Solaris LDAP ネームクライアントは、さまざまなサービスから特定の情報により素早くアクセスできるようになります。インデックス表示を作成しない場合、サーバーが検索時間を制限するため、またはエントリの数を特定される場合があるために、クライアントが指定されたタイプのエントリすべてを取得できない場合があります。

VLV はディレクトリサーバー上に構成されるため、プロキシユーザーはこれらのインデックスに読み取りアクセス権限を保持します。

Sun Java System Directory Server 上でインデックス表示を構成する前に、これらのインデックスの使用に関連したパフォーマンスのコストを検討してください。詳細については、ご使用のバージョンの Sun Java System Directory Server の『管理者ガイド』を参照してください。

idsconfig は、複数の VLV インデックスのエントリを作成します。サーバーを停止し、実際の VLV インデックスを作成するには、directoryserver スクリプトを使用してください。詳細については、idsconfig(1M) および directoryserver(1M) のマニュアルページを参照してください。idsconfig によって作成された VLV エントリと、実行する必要がある、対応する directoryserver コマンドの構文を確認するには、idsconfig コマンドの出力を参照してください。idsconfig 出力の例は、idsconfig 設定の例」を参照してください。