Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Procedureシステムのアボートシーケンスを無効にする方法

一部のサーバーシステムにはキースイッチがあります。このキースイッチを安全な位置に設定すると、ソフトウェアキーボードのアボート設定が無効になります。そのため、次の手順で行った変更が実装されないことがあります。

  1. Primary Administrator 役割を引き受けるか、スーパーユーザーになります。

    Primary Administrator 役割には、Primary Administrator プロファイルが含まれます。役割を作成してユーザーに役割を割り当てるには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 2 章「Solaris 管理コンソールの操作 (手順)」を参照してください。

  2. KEYBOARD_ABORT の値を disable に変更します。

    /etc/default/kbd ファイルの enable 行をコメントにします。次に disable 行を追加します。


    # cat /etc/default/kbd
    …
    # KEYBOARD_ABORT affects the default behavior of the keyboard abort
    # sequence, see kbd(1) for details.  The default value is "enable".
    # The optional value is "disable".  Any other value is ignored.
    …
    #KEYBOARD_ABORT=enable
    KEYBOARD_ABORT=disable
    
  3. キーボードのデフォルトを更新します。


    # kbd -i