Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

デバイスポリシーコマンド

デバイス管理コマンドは、ローカルファイルのデバイスポリシーを管理するコマンドです。デバイスポリシーは特権要件を含むことができます。デバイスを管理できるのは、スーパーユーザーと、スーパーユーザーと同等の能力を持つ役割だけです。

次の表は、デバイス管理コマンドを示しています。

表 4–1 デバイス管理コマンド

コマンド 

目的 

マニュアルページ 

devfsadm

稼働しているシステム上のデバイスとデバイスドライバを管理します。また、デバイスポリシーの読み込みも行います。 

devfsadm コマンドは、ディスクデバイス、テープデバイス、ポートデバイス、オーディオデバイス、および擬似デバイスに対する /dev リンクのクリーンアップにも使用できます。名前付きドライバのデバイスの再構成も行えます。

devfsadm(1M)

getdevpolicy

1 つ以上のデバイスに関連付けられたポリシーを表示します。このコマンドはどのユーザーでも実行できます。 

getdevpolicy(1M)

add_drv

稼働中のシステムに新しいデバイスドライバを追加します。新しいデバイスにデバイスポリシーを追加するオプションを含みます。一般に、このコマンドはデバイスドライバのインストール中にスクリプト内で呼び出されます。 

add_drv(1M)

update_drv

既存のデバイスドライバの属性を更新します。デバイスのデバイスポリシーを更新するオプションを含みます。一般に、このコマンドはデバイスドライバのインストール中にスクリプト内で呼び出されます。 

update_drv(1M)

rem_drv

デバイスまたはデバイスドライバを削除します。 

rem_drv(1M)