次の表は、ファイルに ACL を設定するときに使用する有効な ACL エントリの一覧です。最初の 3 つの ACL エントリは、基本的な UNIX のファイル保護機能を提供します。
表 6–7 UFS ファイルの ACL エントリ
ACL エントリ |
説明 |
---|---|
u[ser]::perms |
所有者のアクセス権。 |
g[roup]::perms |
グループのアクセス権。 |
o[ther]:perms |
所有者やグループのメンバー以外のユーザーのアクセス権。 |
m[ask]:perms |
ACL マスク。マスクエントリは、ユーザー (所有者以外) とグループに許可される最大アクセス権を示します。マスクは、すべてのユーザーとグループのアクセス権を即時に変更する手段です。 たとえば、mask:r-- マスクエントリは、ユーザーとグループが書き込み権および実行権を持つことがアカウントに示されていても、読み取り権しか使用できないことを意味します。 |
u[ser]:uid:perms |
特定のユーザーのアクセス権。uid には、ユーザー名または UID の数値を指定できます。 |
g[roup]:gid:perms |
特定のグループのアクセス権。gid には、グループ名または GID の数値を指定できます。 |