Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

RBAC におけるプロファイルシェル

役割は、特権付きアプリケーションを Solaris 管理コンソール起動ツールから実行することも、あるいは「プロファイルシェル」から実行することもできます。プロファイルシェルは、権利プロファイルに含まれるセキュリティー属性を認識する特殊なシェルです。プロファイルシェルは、ユーザーが su コマンドを実行して役割を引き受けたときに起動されます。プロファイルシェルには、pfshpfcsh、および pfksh があります。これらはそれぞれ、Bourne シェル (sh)、C シェル (csh)、および Korn シェル (ksh) に対応します。多くのシェルには、対応するプロファイルシェルが存在します。たとえば、Bourne シェル (sh)、C シェル (csh)、および Korn シェル (ksh) に対応するプロファイルシェルは、それぞれ pfshpfcsh、および pfksh です。プロファイルシェルのリストについては、pfexec(1) のマニュアルページを参照してください。

権利プロファイルが直接割り当てられたユーザーは、セキュリティー属性が指定されたコマンドを実行する場合、プロファイルシェルを起動する必要があります。操作性やセキュリティーに関する考慮事項については、「セキュリティー属性を直接割り当てる場合に考慮すべきセキュリティー事項」を参照してください。

プロファイルシェルで実行されるコマンドはすべて、監査の対象に含めることができます。詳細は、「役割を監査する方法」を参照してください。