RBAC データベースのネームサービスの適用範囲は、ローカルホストにのみ適用することができます。また、適用範囲には、 NIS、NIS+、LDAP などのネームサービスによってサービスが提供されるすべてのホストが含まれます。どのネームサービスが優先されるかは、/etc/nsswitch.conf ファイルでデータベースごとに設定されます。
auth_attr エントリ – auth_attr データベースにネームサービスの優先順位が設定されます。
passwd エントリ – user_attr データベースにネームサービスの優先順位が設定されます。
prof_attr エントリ – prof_attr データベースにネームサービスの優先順位が設定されます。また、exec_attr データベースにもネームサービスの優先順位が設定されます。
たとえば、セキュリティー属性を指定したコマンドを特定の権利プロファイルに割り当てた場合に、そのプロファイルが 2 つのネームサービスの適用範囲に存在するときは、最初のネームサービスの適用範囲のエントリだけが使用されます。