Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Kerberos 主体とポリシーの管理方法

マスター KDC の Kerberos データベースには、使用するレルムの Kerberos 主体、そのパスワード、ポリシーなどの管理情報がすべて含まれています。主体を作成または削除したり、主体の属性を変更したりするには、kadmin または gkadmin コマンドのいずれかを使用します。

kadmin コマンドには、対話型のコマンド行インタフェースが用意されています。このインタフェースを使用して、Kerberos 主体、ポリシー、およびキータブファイルを管理することができます。kadmin コマンドには、次の 2 つの種類があります。

Kerberos を使用してユーザーを認証する点を除いて、2 つの kadmin の機能は同じです。kadmin に必要なデータベースを設定するときは、kadmin.local を使用します。

Solaris リリースには、SEAM 管理ツール (gkadmin) も用意されています。このツールは対話型のグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) で、基本的に kadmin コマンドと同じ機能を持ちます。詳細は、「SEAM 管理ツール」を参照してください。