Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

ProcedureKerberos 主体の一覧を表示する方法

対応するコマンド行の例は、この手順のあとに示します。

  1. 必要に応じて、SEAM ツールを起動します。

    詳細は、「SEAM ツールを起動する方法」を参照してください。


    $ /usr/sbin/gkadmin
    
  2. 「Principals」タブをクリックします。

    主体の一覧が表示されます。

    「Seam Administration Tool」というタイトルのダイアログボックスに、主体の一覧と一覧のフィルタが表示されています。「Modify」、「Create New」、「Delete」、「Duplicate」ボタンが表示されています。
  3. 特定の主体を表示するか、主体の部分リストを表示します。

    「Filter」フィールドにフィルタ文字列を入力して、Return キーを押します。フィルタが正常終了すると、フィルタに一致する主体の一覧が表示されます。

    フィルタ文字列は、1 文字以上の文字列である必要があります。フィルタメカニズムでは大文字と小文字が区別されるため、大文字と小文字を正しく指定する必要があります。たとえば、フィルタ文字列に ge と入力すると、主体名に文字列 ge を含む主体 (georgeedge など) だけが表示されます。

    すべての主体を表示するには、「Clear Filter」をクリックします。


例 25–1 Kerberos 主体の一覧の表示 (コマンド行)

次の例では、kadminlist_principals コマンドを使用して、kadmin* と一致するすべての主体を表示します。list_principals コマンドでは、ワイルドカードを使用できます。


kadmin: list_principals kadmin*
kadmin/changepw@EXAMPLE.COM
kadmin/kdc1.example.con@EXAMPLE.COM
kadmin/history@EXAMPLE.COM
kadmin: quit