Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Procedure新しい Kerberos ポリシーを作成する方法

対応するコマンド行の例は、この手順のあとに示します。

  1. 必要に応じて、SEAM ツールを起動します。

    詳細は、「SEAM ツールを起動する方法」を参照してください。


    $ /usr/sbin/gkadmin
    
  2. 「Policies」タブをクリックします。

  3. 「New」をクリックします。

    「Policy Details」パネルが表示されます。

  4. 「Policy Name」フィールドにポリシー名を指定します。

    ポリシー名は必須です。

  5. ポリシーの属性の値を指定します。

    「Help」メニューから「Context-Sensitive Help」を選択すると、このウィンドウの属性に関する情報が表示されます。ポリシーのすべての属性の説明については、表 25–5 を参照してください。

  6. 「Save」をクリックしてポリシーを保存するか、「Done」をクリックします。


例 25–12 新しい Kerberos ポリシーの作成

次の例では、build11 という新しいポリシーを作成します。「Minimum Password Classes」は、3 に設定されています。

「SEAM Administration Tool」というタイトルのダイアログボックスに、build11 ポリシーのポリシー詳細が表示されています。「Save」、「Previous」、「Done」、および「Cancel」ボタンが表示されています。

例 25–13 新しい Kerberos ポリシーの作成 (コマンド行)

次の例では、kadminadd_policy コマンドを使用して、build11 ポリシーを作成します。このポリシーのパスワードには、3 種類以上の文字クラスが必要です。


$ kadmin
kadmin: add_policy -minclasses 3 build11
kadmin: quit