Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

ProcedureKerberos ポリシーを削除する方法

対応するコマンド行の例は、この手順のあとに示します。


注 –

ポリシーを削除する前に、現在使用しているすべての主体からそのポリシーを取り消す必要があります。ポリシーを取り消すには、その主体の「Policy」属性を変更する必要があります。任意の主体が使用しているポリシーは、削除できません。


  1. 必要に応じて、SEAM ツールを起動します。

    詳細は、「SEAM ツールを起動する方法」を参照してください。


    $ /usr/sbin/gkadmin
    
  2. 「Policies」タブをクリックします。

  3. 削除するポリシーを一覧から選択して、「Delete」をクリックします。

    削除を確定すると、ポリシーが削除されます。


例 25–15 Kerberos ポリシーの削除 (コマンド行)

次の例では、kadmindelete_policy コマンドを使用して、build11 ポリシーを削除します。


kadmin: delete_policy build11 
Are you sure you want to delete the policy "build11"? (yes/no): yes
kadmin: quit

ポリシーを削除する前に、現在使用しているすべての主体からそのポリシーを取り消す必要があります。ポリシーを取り消すには、関係する主体に対して kadminmodify_principal -policy コマンドを使用する必要があります。そのポリシーが主体に使用されている場合は、delete_policy コマンドは失敗します。