Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

file トークン

file トークンは、auditd デーモンによって生成される特殊なトークンです。このトークンは、古い監査ファイルが終了した時点で、新しい監査ファイルの開始と古い監査ファイルの終了をマークします。最初の file トークンは、監査証跡の前のファイルを特定します。最後の file トークンは、監査証跡の次のファイルを特定します。auditd デーモンは、このトークンを含む特殊な監査レコードを構築して、連続する監査ファイルを 1 つの監査トレールに「リンク」します。

praudit -x コマンドでは、file トークンのフィールドは次のように表示されます。このトークンは、監査証跡の次のファイルを特定します。行は、表示の都合上、折り返して記載されています。


<file iso8601="2009-04-08 14:18:26.200 -07:00">
/var/audit/machine1/files/20090408211826.not_terminated.machine1</file>