次の終了値が返されます。
成功
ファイル処理時の致命的でないエラー (アクセス権問題など)
致命的なエラー (無効なコマンド行オプションなど)
レポーティングメカニズムとして、 詳細出力と、プログラムを考慮した出力の 2 種類を利用できます。
詳細出力はデフォルトの出力であり、地域対応化され、複数の行にわたって表示されます。詳細出力は国際化されたもので、ユーザーが内容を読み取ることができます。bart compare コマンドは、2 つのシステム目録を比較する時に、ファイル間の相違を示すリストを生成します。
次に例を示します。
filename attribute control:xxxx test:yyyy |
制御目録とテスト目録で相違があるファイルの名前。
比較された目録間で相違があるファイル属性の名前。xxxx は制御目録の属性値で、yyyy はテスト目録の属性値です。同じファイルの複数の属性に相違が見つかった場合、別々の行にそれぞれの相違が示されます。
次に、bart compare コマンドのデフォルト出力の例を示します。この例では、/etc/passwd ファイルでの属性の相違がチェックされています。この出力から、size、mtime、および contents 属性に変化があったことがわかります。
/etc/passwd: size control:74 test:81 mtime control:3c165879 test:3c165979 contents control:daca28ae0de97afd7a6b91fde8d57afa test:84b2b32c4165887355317207b48a6ec7 |
-bart compare コマンドの実行時に p オプションを指定すると、プログラムを考慮した出力が生成されます。この出力は、プログラム化された操作に適したフォームで生成されます。「プログラムを考慮した出力」はほかのプログラムで簡単に解析が可能であり、ほかのツールに対する入力情報として使用されるように設計されています。
次に例を示します。
filename attribute control-val test-val [attribute control-val test-val]* |
デフォルト形式における filename 属性に同じ
各ファイルの制御目録とテスト目録間で異なるファイル属性の説明
bart コマンドでサポートされる属性の一覧は、「規則ファイルの属性」を参照してください。
BART の詳細は、bart(1M) のマニュアルページを参照してください。