Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

netservices limited 構成の使用

デフォルトでは、Solaris 10 リリースのインストール時に多数のネットワークサービスが有効になります。システムのネットワーク接続を制限するには、netservices limited コマンドを実行します。このコマンドは、「デフォルトでのセキュリティー強化 (Secure By Default)」(SBD) 構成を有効にします。SBD により、ネットワーク要求を受け付けるネットワークサービスは sshd デーモンだけになります。ほかのネットワークサービスはすべて無効になるか、ローカル要求だけを処理するようになります。ftp などの個々のネットワークサービスを有効にするには、Solaris のサービス管理機能 (SMF) を使用します。詳細は、netservices(1M) および smf(5) のマニュアルページを参照してください。