Solaris 9 のリリース以降、システムセキュリティーを向上させるために次の機能が追加されました。
強力なパスワード暗号化機能を利用できます。この機能はユーザーによる設定が可能です。詳細は、「パスワードの暗号化」を参照してください。
デバイスポリシーが特権によって強化されました。詳細は、「デバイスポリシー (概要)」を参照してください。
デバイス割り当てについては、今後の Solaris OS リリースで /etc/security/dev ディレクトリがサポートされなくなる可能性があります。
基本監査報告機能 (BART) は、システム上のファイルの信頼性を監視するために使用できます。詳細は、第 5 章基本監査報告機能の使用方法 (作業)を参照してください。
強力な暗号化でファイルを保護できるようになりました。詳細は、「暗号化によるファイルの保護」を参照してください。
特権により、カーネルレベルでプロセスの権限を指定できるようになりました。詳細は、「特権 (概要)」を参照してください。
Solaris 暗号化フレームワークにより、プロバイダやコンシューマを対象にした暗号化サービスが一元化できるようになりました。詳細は、第 13 章Solaris の暗号化フレームワーク (概要)を参照してください。
PAM フレームワークで、さまざまなプログラムに対応できる機能 (Solaris Secure Shell など) が提供されました。詳細は、「Solaris 10 リリースにおける PAM への変更」を参照してください。
マシンリソースに対して Solaris ゾーンの指定やリソース管理制御アクセスが行えるようになりました。詳細については、『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)』を参照してください。