Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Procedureデバイスを割り当てる方法

始める前に

デバイス割り当ての有効化は、「デバイスを割り当て可能にする方法」に説明されている方法で行う必要があります。承認が必要な場合は、そのユーザーは承認を得ていなければなりません。

  1. デバイスを割り当てます。

    デバイス名でデバイスを指定します。


    % allocate device-name
    
  2. デバイスが割り当てられたことを検証します。

    同じコマンドをもう一度実行します。


    % allocate device-name
    allocate. Device already allocated.

例 4–7 マイクを割り当てる

この例では、ユーザー jdoe がマイク audio を割り当てます。


% whoami
jdoe
% allocate audio


例 4–8 プリンタを割り当てる

この例では、ユーザーがプリンタを割り当てます。このユーザーが printer-1 の割り当てを解除するか、このプリンタが強制的にほかのユーザーに割り当てられるまで、ほかのユーザーはこのプリンタを使用できません。


% allocate /dev/lp/printer-1

強制的な割り当て解除の例は、「デバイスの強制的な割り当て解除」を参照してください。



例 4–9 テープドライブを割り当てる

この例では、ユーザー jdoe がテープドライブ st0 を割り当てます。


% whoami
jdoe
% allocate st0

注意事項

allocate コマンドがデバイスを割り当てることができない場合は、コンソールウィンドウにエラーメッセージが表示されます。割り当てのエラーメッセージについては、allocate(1) のマニュアルページを参照してください。