Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Procedureレルム間の資格マッピングを提供する方法

この手順では、同じパスワードファイルを使用するレルム間の適切な資格マッピングを提供します。この例では、CORP.EXAMPLE.COM レルムと SALES.EXAMPLE.COM レルムは同じパスワードファイル使用します。bob@CORP.EXAMPLE.COMbob@SALES.EXAMPLE.COM の資格は同じ UID にマッピングされます。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. クライアントシステム上で、エントリを krb5.conf ファイルに追加します。


    # cat /etc/krb5/krb5.conf
    [libdefaults]
            default_realm = CORP.EXAMPLE.COM
     .
    [realms]
        CORP.EXAMPLE.COM = {
            .
            auth_to_local_realm = SALES.EXAMPLE.COM
            .
        }

例 23–4 同じパスワードファイルを使用してレルム間で資格をマッピングする

この例では、同じパスワードファイルを使用するレルム間の適切な資格マッピングを提供します。この例では、CORP.EXAMPLE.COM レルムと SALES.EXAMPLE.COM レルムは同じパスワードファイル使用します。bob@CORP.EXAMPLE.COMbob@SALES.EXAMPLE.COM の資格は同じ UID にマッピングされます。クライアントシステム上で、エントリを krb5.conf ファイルに追加します。


# cat /etc/krb5/krb5.conf
[libdefaults]
        default_realm = CORP.EXAMPLE.COM
 .
[realms]
    CORP.EXAMPLE.COM = {
        .
        auth_to_local_realm = SALES.EXAMPLE.COM
        .
    }

注意事項

資格マッピングの問題を障害追跡する手順については、「GSS 資格の UNIX 資格へのマッピングの監視」を参照してください。