PAM コンシューマ
PAM ライブラリ
pam.conf(4) 構成ファイル
PAM サービスモジュール。プロバイダとも呼ばれる
このフレームワークは、認証関連アクティビティーの統一的な実施手段を提供します。このアプローチを使えば、アプリケーション開発者は、PAM サービスのポリシーの意味を知らなくてもサービスを使用できるようになります。アルゴリズムは一元的に提供されます。アルゴリズムの変更は、個々のアプリケーションとは無関係に行えます。PAM を使えば、管理者は、アプリケーションを変更しないで、特定システムのニーズに合わせて認証プロセスを調整できるようになります。この調整は、PAM 構成ファイル pam.conf を通じて行われます。
次の図は、PAM のアーキテクチャーを示したものです。アプリケーションは、PAM アプリケーションプログラミングインタフェース (API) 経由で PAM ライブラリと通信します。PAM モジュールは、PAM サービスプロバイダインタフェース (SPI) 経由で PAM ライブラリと通信します。したがって、PAM ライブラリを使えば、アプリケーションとモジュールとの相互通信を実現できます。