Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

RBAC の新機能

Solaris 10 8/07: このリリースから、project.max-locked-memory および zone.max-locked-memory 資源制御が導入されました。PRIV_PROC_LOCK_MEMORY 特権をあるユーザーや非大域ゾーンに割り当てる場合に、これらの資源制御を使えば、そのユーザーやゾーンがすべてのメモリーをロックしてしまうのを防ぐことができます。詳細については、「特権とシステム資源」を参照してください。

Solaris 10 10/08: このリリースでは、solaris.admin.usermgr 承認が再編成され、高度にセキュリティー保護されたインストールのセキュリティー要件である「責務の分離」をサポートするようになりました。責務の分離を満たすには、ユーザーアカウントの作成に 2 つのアカウントが必要になります。この要件に対応するようにソフトウェアを構成するには、『Oracle Solaris Trusted Extensions 構成ガイド』「責務分離を実施する権利プロファイルを作成する」を参照してください。また、このリリースでは、役割のパスワードを変更する方法もこのマニュアルの 「役割のパスワードを変更する方法」で説明されています。

Solaris 10 9/10: このリリースでは、特権の基本セットに net_access 特権が追加されました。特権については、privileges(5) のマニュアルページを参照してください。