Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

特権を扱うための管理コマンド

次の表では、特権を扱うために使用可能なコマンドを一覧表示します。

表 12–1 特権を扱うためのコマンド

目的 

コマンド 

マニュアルページ 

プロセスの特権を検査します 

ppriv -v pid

ppriv(1)

プロセスの特権を設定します 

ppriv -s spec

 

システム上の特権を一覧表示します 

ppriv -l

 

特権とその説明を一覧表示します 

ppriv -lv priv

 

特権の障害をデバッグします 

ppriv -eD failed-operation

 

特権を新しいローカルユーザーに割り当てます 

useradd

useradd(1M)

特権を既存のローカルユーザーに追加します 

usermod

usermod(1M)

特権をネームサービスのユーザーに割り当てます 

smuser

smuser(1M)

特権を新しいローカル役割に割り当てます 

roleadd

roleadd(1M)

特権を既存のローカル役割に追加します 

rolemod

rolemod(1M)

特権をネームサービスの役割に割り当てます 

smrole

smrole(1M)

デバイスポリシーを表示します 

getdevpolicy

getdevpolicy(1M)

デバイスポリシーを設定します 

devfsadm

devfsadm(1M)

オープンデバイスでのデバイスポリシーを更新します 

update_drv -p policy driver

update_drv(1M)

デバイスポリシーをデバイスに追加します 

add_drv -p policy driver

add_drv(1M)

コマンド、ユーザー、および役割への特権の割り当ては、Solaris 管理コンソールの GUI で行うことをお勧めします。詳細については、「Solaris 管理コンソールで役割を引き受ける方法」を参照してください。