Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

Solaris Secure Shell でのクライアントとサーバーの構成

Solaris Secure Shell セッションの特性は、構成ファイルで変更できます。構成ファイルに対しては、コマンド行オプションを使用することで、ある程度優先することができます。

Solaris Secure Shell でのクライアントの構成

ほとんどの場合、Solaris Secure Shell セッションのクライアント側の特性は、システム全体の構成ファイル (/etc/ssh/ssh_config) によって決定されます。ユーザーの構成ファイル (~/.ssh/config) は、 ssh_config ファイル内の設定より優先されます。さらに、コマンド行での指定は、これらの構成ファイルより優先されます。

サーバーの /etc/ssh/sshd_config ファイル内の設定によって、クライアント側のどの要求がサーバーによって許可されるかが決まります。サーバー構成の設定の一覧については、「Solaris Secure Shell でのキーワード」を参照してください。詳細は、sshd_config(4) のマニュアルページを参照してください。

クライアントの構成ファイルのキーワードは、「Solaris Secure Shell でのキーワード」 に一覧表示されています。キーワードにデフォルト値がある場合は、その値が指定されます。これらのキーワードについては、ssh(1)scp(1)sftp(1)、および ssh_config(4) のマニュアルページに詳細を記載しています。アルファベット順のキーワードと相当するコマンド行の優先指定の一覧については、表 20–8 を参照してください。

Solaris Secure Shell でのサーバーの構成

サーバー側の Solaris Secure Shell セッションの特性は、/etc/ssh/sshd_config ファイルによって管理されます。サーバーの構成ファイルのキーワードは、「Solaris Secure Shell でのキーワード」 に一覧表示されています。キーワードにデフォルト値がある場合は、その値が指定されます。キーワードの詳細については、sshd_config(4) のマニュアルページを参照してください。