ここでは、NIS+ テーブルの内容を、Solaris 1.x の NIS マスターサーバー上の NIS マップに転送します。手順を次に示します。
NIS+ サーバーにログインします。
NIS+ テーブルを出力ファイルに転送します。
出力ファイルの内容を NIS マップに転送します。
この作業を実行するには、内容を転送する各テーブルへの読み取り権が必要です。
マップを NIS サーバー上にあらかじめ作成しておかなければなりません。
作業 |
目的 |
参照先 |
|
---|---|---|---|
NIS+ から NIS に情報を転送する |
NIS+ テーブルから Solaris 1.x の NIS のマスターサーバー上の NIS マップに情報を転送する |
NIS+ サーバーにログインします。
この例では、dualserver という名前のサーバーを使用します。
NIS+ テーブルを出力ファイルに転送します。
次に示すように、各テーブルごとに 1 回、-d オプションを付けた nisaddent コマンドを使用します。
dualserver% /usr/lib/nis/nisaddent -d -t table tabletype > filename |
-d オプションは、table の内容を /etc 内の標準のファイル形式に変換して filename に出力します。
出力ファイルの内容を NIS マップに転送します。
NIS+ の出力ファイルは、NIS マップ用の入力ファイルとして使用できる ASCII ファイルです。これらを NIS マスターの /etc ディレクトリにコピーし、通常の方法で make を実行します。
dualserver# cd /var/yp dualserver# make |