Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)

cred テーブル

NIS+ 主体の資格に関する情報を格納するテーブルです。cred テーブルは各ドメインに 1 つ存在し、ドメインに属するクライアントマシンおよびマシンにログインできるクライアントユーザー (つまり、ドメイン中の主体) の資格に関する情報を持っています。 cred テーブルはドメインの org_dir サブディレクトリにあります。


注 –

cred テーブルはリンクしないでください。org_dir ディレクトリには、それぞれ専用の cred テーブルが必要です。org_dir cred テーブルもリンクしないでください。


cred テーブルには以下の 5 つの列があります。

表 23–4 cred テーブル

NIS+ 主体名 

認証タイプ 

認証名 

公開データ 

非公開データ 

主体ユーザー名 

LOCAL 

UID 

グループ ID リスト 

 

主体ユーザー名またはマシン名 

DES 

Secure RPC ネット名 

公開鍵 

暗号化非公開鍵 

2 番目の「認証タイプ」という列の値により、ほかの 4 つの列の値のタイプが決定されます。

資格および cred テーブルの詳細は、第 12 章「NIS+ 資格の管理」を参照してください。