Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)

クラス、演算子、および権利の構文

アクセス権は、環境変数で指定する場合もコマンドで指定する場合も、「クラス (class)」、「演算子 (operator)」、「権利 (right)」という3 種類の引数で区別されます。

コンマ (,) で区切ることで、複数のコマンドを 1 つのコマンド行にまとめることができます。

表 15–10 クラス、演算子、権利の構文 - 例

操作 

構文 

読み取りアクセス権を「所有者」クラスに追加する 

o+r

所有者、グループ、およびその他のクラスのアクセス権を、以前のアクセス権と異なるものに変更する 

a=m

読み取りと変更の権利をその他と未認証クラスに追加する 

wn+m

グループ、その他、および未認証クラスから 4 つの権利をすべて削除する 

gwn-rmcd

所有者クラスに作成と削除の権利を追加し、その他と未認証クラスに読み取り権と変更権を追加する 

o+cd,wn+rm