Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)

nischown コマンドを使用してテーブルエントリの所有者を変更する

テーブルエントリの所有者を変更する構文は、エントリを特定するのにインデックス付きエントリを使います。次に例を示します。この構文の詳細は、「オブジェクトとテーブルエントリの構文」を参照してください。


nischown new-owner [ column=value,...],  tablename 

引数の意味はそれぞれ以下のとおりです。

所有者名とテーブル名にドメイン名を必ず追加します。

次の例は、doc.com. ドメインのホストテーブル内のエントリの所有者を、ホームドメインが doc.com. であるユーザー takeda に変更するものです。そのエントリの name 列の値は virginia です。


client% nischown takeda.doc.com. '[name=virginia],hosts.org_dir.doc.com.'