同じ主体について「グループに含まれる」という指定と「グループに含まれない」という指定があった場合、指定の順序に関係なく「含まれない」という指定が優先されます。たとえば、同じ主体について「グループに含まれる暗黙的なドメインのメンバーである」という指定と「グループに含まれない再帰的なグループのメンバーである」という指定の両方がある場合、後者の方が優先されます。
nisgrpadm コマンドを使用する場合、主体のタイプは表 17–2 のように指定します。
表 17–2 主体のタイプの指定方法
主体のタイプ |
構文 |
---|---|
明示的なメンバー |
username.domain |
暗黙的なメンバー |
*.domain |
再帰的なメンバー |
@groupname.domain |
メンバー以外 (明示的なもの) |
-username.domain |
メンバー以外 (暗黙的なもの) |
-*.domain |
メンバー以外 (再帰的なもの) |
@groupname.domain |