Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)

アクセス権がない

アクセス権に関連してもっとも頻繁に発生する問題は、もっとも単純な問題です。行おうとしている業務に必要なアクセス権が、割り当てられていません。対象としているオブジェクトを指定して niscat -o を使用し、どのアクセス権が割り当てられているか確認します。ほかのアクセス権も必要な場合は、ユーザー自身、オブジェクトの所有者、システム管理者のうちのだれかが、そのオブジェクトのアクセス権要件の変更を行う (詳細は、第 15 章「NIS+ のアクセス権の管理」を参照) か、必要なアクセス権を持つグループに自分自身を追加 (詳細は、第 17 章「NIS+ グループの管理」を参照) することができます。