Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)

オートマウンタを使用できない問題

「症状」

ほかのホスト上のディレクトリに移動できません。

「考えられる原因」

NIS+ 環境では、NIS+ の必要条件に合わせて、オートマウンタの名前を変更しなければなりません。/etc/auto* テーブル名の一部としてピリオドが使用されている場合、NIS+ はそれらのテーブルをアクセスすることができません。たとえば、NIS+ は auto.direct というファイルにアクセスすることができません。

「診断」

nislsniscat を使用して、オートマウンタのテーブル名が正しく割り当てられているかどうか確認します。

「対策」

ピリオドを下線 (_) に変更します。たとえば、auto.directauto_direct という名前に変更します。これらのテーブルを参照している可能性のあるほかのマップも変更してください。