Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)

NIS+ クライアントの設定の概要

この章では、標準の NIS+ ドメインと NIS 互換ドメイン内のクライアントを構成する方法を説明します。各手順では詳細を説明し、また関連する情報についても説明します。詳しい手順の説明が必要ない場合は、表 6–6 で必要なコマンドの一覧を参照してください。


注 –

NIS+ クライアントを設定する作業は、この章で説明する NIS+ のコマンドセットを使用する方法よりも、パート I で説明した NIS+ 設定スクリプトを使用する方が簡単です。この章で説明する方法は、NIS+ に精通した管理者や、設定スクリプトでは提供されない標準以外の機能や構成を必要とする管理者だけが使用してください。可能な場合は Solaris 管理コンソール を使用すると、NIS+ クライアントマシンの追加や設定の作業が簡単にできます。


クライアントを設定する作業のうち、手順 11 では、ブロードキャスト、ホスト名、コールドスタートファイルのどれを使用するかを選択してください。 それぞれ実装方法が異なるため、各作業について別々に説明します。クライアントを初期設定したあとは、手順 12 に戻ってクライアントの設定を続けてください。

この章の最後の作業では、マシンのドメイン名を変更する方法を取り上げています。