Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Solaris 10 8/07: dedicated-cpu 資源

dedicated-cpu 資源は、非大域ゾーンの実行中にシステムのプロセッサの一部をそのゾーン専用に割り当てることを指定します。ゾーンの起動時に、ゾーンの実行中に使用される一時プールが動的に作成されます。

zonecfg で指定すると、移行時にプールの設定が伝達されます。

dedicated-cpu 資源は、ncpus の制限を設定し、必要に応じて importance も設定します。

ncpus

CPU の数を指定するか、CPU の数の範囲を 2–4 などと指定します。資源プールの動的な動作を得るために範囲を指定する場合は、次の手順も実行してください。

importance

動的な動作を得るために CPU 範囲を使用する場合は、importance プロパティーも設定してください。importance は「省略可能な」プロパティーであり、プールの相対的な重要性を定義します。このプロパティーが必要となるのは、ncpus に範囲を指定した場合で、poold によって管理される動的資源プールを使用しているときだけです。poold が実行されていない場合、importance は無視されます。poold が実行されている場合、importance が設定されていないと、importance はデフォルト値の 1 になります。詳細は、 pool.importance プロパティーの制約」を参照してください。


注 –

capped-cpu 資源と dedicated-cpu 資源には互換性がありません。cpu-shares 資源制御と dedicated-cpu 資源には互換性がありません。