dedicated-cpu 資源は、非大域ゾーンの実行中にシステムのプロセッサの一部をそのゾーン専用に割り当てることを指定します。ゾーンの起動時に、ゾーンの実行中に使用される一時プールが動的に作成されます。
zonecfg で指定すると、移行時にプールの設定が伝達されます。
dedicated-cpu 資源は、ncpus の制限を設定し、必要に応じて importance も設定します。
CPU の数を指定するか、CPU の数の範囲を 2–4 などと指定します。資源プールの動的な動作を得るために範囲を指定する場合は、次の手順も実行してください。
importance プロパティーを設定します。
poold サービスを有効にします。手順については、「Solaris 10 11/06 以降: svcadm を使って動的資源プールサービスを有効にする方法」を参照してください。
動的な動作を得るために CPU 範囲を使用する場合は、importance プロパティーも設定してください。importance は「省略可能な」プロパティーであり、プールの相対的な重要性を定義します。このプロパティーが必要となるのは、ncpus に範囲を指定した場合で、poold によって管理される動的資源プールを使用しているときだけです。poold が実行されていない場合、importance は無視されます。poold が実行されている場合、importance が設定されていないと、importance はデフォルト値の 1 になります。詳細は、「 pool.importance プロパティーの制約」を参照してください。
capped-cpu 資源と dedicated-cpu 資源には互換性がありません。cpu-shares 資源制御と dedicated-cpu 資源には互換性がありません。