Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Solaris 10 8/07: ゾーンのブート引数

ゾーンでは、次のブート引数を zoneadm boot および reboot コマンドに使用できます。

次の定義が適用されます。

-i altinit

最初のプロセスとなる代替実行可能ファイルを選択します。altinit は実行可能ファイルへの有効なパスでなければなりません。デフォルトの最初のプロセスについては、init(1M) のマニュアルページを参照してください。

-m smf_options

SMF のブート動作を制御します。復元オプションとメッセージオプションという、2 種類のオプションがあります。メッセージオプションは、ブート中に表示されるメッセージの種類と数を決定します。サービスオプションは、システムのブートに使用されるサービスを決定します。

復元オプションは次のとおりです。

debug

標準のサービス別出力と、ログに記録されるすべての svc.startd メッセージを出力します。

milestone=milestone

指定されたマイルストンで定義されているサブグラフに起動します。有効なマイルストンは、nonesingle-usermulti-usermulti-user-server、および all です。

メッセージオプションは次のとおりです。

quiet

標準のサービス別出力と、管理者の介入を必要とするエラーメッセージを出力します。

verbose

標準のサービス別出力と、詳細情報を提供するメッセージを出力します。

-s

マイルストン svc:/milestone/single-user:default に対してのみ起動します。このマイルストンは、init のレベル s と同等です。

使用例については、「ゾーンの起動方法」および 「ゾーンをシングルユーザーモードで起動する方法」を参照してください。

Solaris サービス管理機能 (SMF) と init については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 18 章「サービスの管理 (概要)」、および svc.startd(1M)init(1M) のマニュアルページを参照してください。