Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Solaris 10 5/08: 移行を行う前のゾーンの移行の検証について

「no execute」(実行しない) オプションである -n を使用することで、ゾーンを新しいマシンに移行する前に試行を行うことができます。

-n オプションを指定して zoneadm detach サブコマンドを使用すると、実際にゾーンを切り離さずに実行中のゾーンでマニフェストを生成できます。移行元のシステムのゾーンの状態は変わりません。ゾーンのマニフェストは標準出力に送信されます。大域管理者は、この出力をファイルに送ったり、移行先ホストですぐに検証されるように遠隔コマンドにパイプしたりできます。-n オプションを指定して zoneadm attach サブコマンドを使用すると、このマニフェストを読み取り、実際に接続を行わずに、移行先のマシンがゾーンのホストとして機能するための適正な構成を保持しているかどうかを確認できます。

試行接続を行う前に、新規ホストで移行先システムのゾーンを構成する必要はありません。