zlogin コマンドを使用して、大域ゾーンから稼働状態または準備完了状態にある任意のゾーンへログインします。詳細は、zlogin(1) のマニュアルページを参照してください。
次の手順に示すように、ゾーンへのログインはさまざまな方法で実行できます。「リモートログイン」で説明されているように、リモートでログインすることも可能です。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
zlogin コマンドを -C オプションと lx-zone などのゾーン名とともに使用します。
global# zlogin -C lx-zone [Connected to zone 'lx-zone' console] |
zoneadm boot コマンドの実行後、すぐに zlogin セッションを開始すると、ゾーンからのブートメッセージが表示されます。
INIT: version 2.85 booting Welcome to CentOS Press 'I' to enter interactive startup. Configuring kernel parameters: [ OK ] Setting hostname lx-zone: [ OK ] [...] CentOS release 3.6 (Final) Kernel 2.4.21 on an i686 |
ゾーンコンソールが表示されたら、root でログインし、Return キーを押します。プロンプトが表示されたら root のパスワードを入力します。
lx-zone console login: root Password: |
ゾーンを Sun tarball からインストールした場合、root (スーパーユーザー) パスワードは root です。ゾーンを ISO イメージまたは CD からインストールした場合、root (スーパーユーザー) パスワードは未設定 (空白) です。
対話型モードでは、ゾーン内部で使用する新しい仮想端末が割り当てられます。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
大域ゾーンからゾーン (例: lx-zone) にログインします。
global# zlogin lx-zone |
次のような情報が表示されます。
[Connected to zone 'lx-zone' pts/2] Last login: Wed Jul 3 16:25:00 on console Sun Microsystems Inc. SunOS 5.10 Generic July 2006 |
exit と入力して、接続を閉じます。
次のようなメッセージが表示されます。
[Connection to zone 'lx-zone' pts/2 closed] |
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
ゾーン (例: lx-zone) にログインします。
global# zlogin lx-zone |
Solaris オペレーティングシステムの下で Linux 環境が稼働していることを確認します。
[root@lx-zone root]# uname -a |
次のような情報が表示されます。
Linux lx-zone 2.4.21 BrandZ fake linux i686 i686 i386 GNU/Linux |
ゾーン内部で実行されるコマンドを指定すると、非対話型モードが有効になります。非対話型モードでは、新しい仮想端末は割り当てられません。
コマンドおよびコマンドの処理対象のファイルは、いずれも NFS 上に存在してはならないことに注意してください。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
大域ゾーンから lx-zone ゾーンにログインして、コマンド名を入力します。
command には、ゾーン内で実行するコマンドの名前を指定します。
global# zlogin lx-zone command |
global# zlogin lx_master uptime 21:16:01 up 2:39, 0 users, load average: 0.19, 0.13, 0.11 fireball# |
zlogin コマンドのオプションの詳細については、zlogin(1) のマニュアルページを参照してください。
ゾーンへの接続が拒否された場合、zlogin コマンドと -S オプションを使用して、ゾーン内の最小環境に入ることができます。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
大域ゾーンから、zlogin コマンドと -S オプションを使用してゾーン (例: lx-zone) にアクセスします。
global# zlogin -S lx-zone |
大域ゾーンで init 0 を実行して Solaris システムの完全な停止処理を実行すると、システム内のそれぞれの非大域ゾーンでも init 0 が実行されます。init 0 は、ローカルユーザーとリモートユーザーに対してシステムが停止する前にログオフするよう警告しないので、注意してください。
ゾーンを正しく停止処理するには、次の手順を実行します。停止処理スクリプトを実行せずにゾーンを停止する方法については、「ゾーンの停止方法」を参照してください。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
停止処理を行うゾーン (例: lx-zone) にログインし、ユーティリティーの名前として shutdown を、状態として init 0 を指定します。
global# zlogin lx-zone shutdown -y -g0 -i0 |
サイトによっては、特定の環境に合わせた独自の停止処理スクリプトが存在する場合もあります。
現時点では、非対話型モードで shutdown コマンドを使って、ゾーンをシングルユーザー状態にすることはできません。詳細は、6214427 を参照してください。
「対話型モードを使用してブランドゾーンにアクセスする方法」の説明に従って、対話型ログインを使用できます。