大域ゾーンで init 0 を実行して Solaris システムの完全な停止処理を実行すると、システム内のそれぞれの非大域ゾーンでも init 0 が実行されます。init 0 は、ローカルユーザーとリモートユーザーに対してシステムが停止する前にログオフするよう警告しないので、注意してください。
ゾーンを正しく停止処理するには、次の手順を実行します。停止処理スクリプトを実行せずにゾーンを停止する方法については、「ゾーンの停止方法」を参照してください。
この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
停止処理を行うゾーン (例: lx-zone) にログインし、ユーティリティーの名前として shutdown を、状態として init 0 を指定します。
global# zlogin lx-zone shutdown -y -g0 -i0 |
サイトによっては、特定の環境に合わせた独自の停止処理スクリプトが存在する場合もあります。
現時点では、非対話型モードで shutdown コマンドを使って、ゾーンをシングルユーザー状態にすることはできません。詳細は、6214427 を参照してください。
「対話型モードを使用してブランドゾーンにアクセスする方法」の説明に従って、対話型ログインを使用できます。