Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

非大域ゾーンの別のネットワークサービス構成への切り替え

このゾーンは、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 19 章「サービスの管理 (手順)」に説明されているオープンなネットワーク構成でインストールされています。このゾーンを制限されたネットワーク構成に切り替えることも、ゾーン内の個別のサービスを有効または無効にすることもできます。

Procedureゾーンを制限されたネットワークサービス構成に切り替える方法

  1. 大域ゾーンからゾーン (例: my-zone) にログインします。


    global# zlogin my-zone
    
  2. netservices コマンドを実行して、ゾーンを制限されたネットワーク構成に切り替えます。


    my-zone# /usr/sbin/netservices limited
    

    次のような情報が表示されます。プロンプトに y と入力して、dtlogin を再起動します。


    restarting syslogd
    restarting sendmail
    dtlogin needs to be restarted. Restart now? [Y] y
    restarting dtlogin

Procedureゾーン内で特定のサービスを有効にする方法

  1. 大域ゾーンからゾーン (例: my-zone) にログインします。


    global# zlogin my-zone
    
  2. svcadm コマンドを実行して、資源上限デーモンを使用した物理メモリー制御を有効にします。


    my-zone# svcadm enable svc:/system/rcap:default
    
  3. サービスの一覧を表示して、rcapd が有効になっていることを確認します。


    my-zone# svcs -a
    .
    .
    .
    online    14:04:21 svc:/system/rcap:default
    .
    .
    .