capped-memory 資源は、physical、swap、および locked メモリーの制限を設定します。各制限は省略可能ですが、少なくとも 1 つは設定する必要があります。
大域ゾーンから rcapd を使用してゾーンのメモリー上限を設定する場合は、この資源の値を決定します。capped-memory 資源の physical プロパティーは、ゾーンの max-rss 値として rcapd で使用されます。
capped-memory 資源の swap プロパティーは、zone.max-swap 資源制御を設定するための望ましい方法です。
capped-memory 資源の locked プロパティーは、zone.max-locked-memory 資源制御を設定するための望ましい方法です。
通常はアプリケーションが多量のメモリーをロックすることはありませんが、ゾーンのアプリケーションによってメモリーがロックされることがわかっている場合は、ロックされるメモリーを設定するとよいでしょう。ゾーンの信頼が問題になる場合は、ロックされるメモリーの上限を、システムの物理メモリーの 10 パーセントまたはゾーンの物理メモリー上限の 10 パーセントに設定することもできます。
詳細は、第 10 章資源上限デーモンによる物理メモリーの制御 (概要)、第 11 章資源上限デーモンの管理 (手順)、および 「ゾーンの構成方法」を参照してください。ゾーンに一時的な資源上限を設定する方法については、「ゾーンに一時的な資源上限を指定する方法」を参照してください。