Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Procedure資源上限制御を無効にする方法

資源上限制御をシステムで無効にする方法は 3 つあります。

  1. スーパーユーザーになるか、Process Management プロファイルが含まれている役割を引き受けます。

    System Administrator 役割には、Process Management プロファイルが含まれています。役割を作成してユーザーに割り当てる方法については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の管理 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次のどちらかの方法で資源上限デーモンを無効にします。

    • svcadm コマンドを使用して、資源上限制御をオフにします。


      # svcadm disable rcap
      
    • 資源上限デーモンを無効にして、ただちに停止し、かつ、システムをブートしても起動しないようにするには、次のように入力します。


      # rcapadm -D
      
    • 資源上限デーモンを停止せずに無効にするには、-n オプションも指定します。


      # rcapadm -n -D
      

    ヒント –

    資源上限デーモンの安全な無効化


    rcapd を安全に無効にするには、svcadm コマンド、または -rcapadm コマンドを D オプションとともに使用します。資源上限デーモンを強制終了すると (kill(1) のマニュアルページを参照)、プロセスが停止状態のままになり、手動で再起動しなければならない場合があります。プロセスの実行を再開するには、prun コマンドを使用します。詳細は、prun(1) のマニュアルページを参照してください。