次の手順では、prctl コマンドを使用して x-files プロジェクトに新しい特権値を一時的に追加し、プロジェクトあたり 4 つ以上の LWP を使用することを拒否します。その結果は、「プロジェクト内の各タスクの最大 LWP 数を設定する方法」の結果と同等になります。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。
newtask を使って x-files プロジェクトに参加します。
# newtask -p x-files |
id コマンドに -p オプションを付けて実行し、正しいプロジェクトに参加できたことを確認します。
# id -p uid=0(root) gid=1(other) projid=101(x-files) |
project.max-lwps に新しい特権値を追加して、LWP の数を 3 つまでに制限します。
# prctl -n project.max-lwps -t privileged -v 3 -e deny -i project x-files |
結果を確認します。
# prctl -n project.max-lwps -i project x-files process: 111108: csh NAME PRIVILEGE VALUE FLAG ACTION RECIPIENT project.max-lwps privileged 3 - deny - system 2.15G max deny - |