devfs(7FS) のマニュアルページで説明されているように、Solaris システムでは /devices の管理に devfs ファイルシステムが使用されます。この名前空間内の各要素は、ハードウェアデバイス、仮想デバイス、またはネクサスデバイスへの物理パスを表します。名前空間には、デバイスツリーが反映されます。したがって、ファイルシステムは、ディレクトリおよびデバイス特殊ファイルの階層により生成されます。
現在はルート (/) ファイルシステムの一部になっている /dev ファイル階層は、/devices 内に存在する物理パスへのシンボリックリンク (論理パス) で構成されています。アプリケーションは、/dev 内に存在するデバイスへの論理パスを参照します。/dev ファイルシステムは、読み取り専用のマウントを使用して、ゾーン内にループバックマウントされます。
/dev ファイル階層を管理するシステムは、次に示す構成要素で構成されます。
devfsadm (devfsadm(1M) のマニュアルページを参照)
syseventd (syseventd(1M) のマニュアルページを参照)
libdevinfo デバイス情報ライブラリ (libdevinfo(3LIB) のマニュアルページを参照)
devinfo ドライバ (devinfo(7D) のマニュアルページを参照)
RCM (Reconfiguration Coordination Manager) (『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の「Reconfiguration Coordination Manager (RCM) スクリプトの概要」を参照 )
/devices パス名に依存するサブシステムは、/dev パス名が確立されるまで、非大域ゾーンでは実行できません。