SUNW_PKG_HOLLOW パッケージパラメータ
SUNW_PKG_HOLLOW パッケージパラメータは、パッケージがすべてのゾーンにインストールされ、かつすべてのゾーンで同一であることが求められる場合、そのパッケージをすべての非大域ゾーン内で可視にするべきかどうかを定義します。
SUNW_PKG_HOLLOW パッケージパラメータは、2 つの値 true、false のいずれかを取ります。
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SUNW_PKG_HOLLOW が設定されていないか、または true および false 以外の値に設定されている場合、値 false が使用されます。
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SUNW_PKG_ALLZONES が false に設定されている場合、SUNW_PKG_HOLLOW パラメータは無視されます。
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SUNW_PKG_ALLZONES が false に設定されている場合、SUNW_PKG_HOLLOW を true に設定することはできません。
SUNW_PKG_HOLLOW パッケージパラメータ値については、次の表で説明します。
表 25–3
SUNW_PKG_HOLLOW パッケージパラメータ値
値
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説明
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false
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これは「hollow」パッケージではありません。
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大域ゾーンにインストールする場合、すべての非大域ゾーンでパッケージ内容およびインストール情報が要求されます。
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このパッケージの提供するソフトウェアは、すべての非大域ゾーンで可視でなければなりません。たとえば、truss コマンドを提供するパッケージがこれに該当します。
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現在の SUNW_PKG_ALLZONES パッケージパラメータ設定に適用される制限を除き、追加の制限は定義されません。
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true
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これは「hollow」パッケージです。
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パッケージの内容はどの非大域ゾーンにも提供されません。ただし、すべての非大域ゾーンでパッケージのインストール情報が求められます。
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このパッケージの提供するソフトウェアは、すべての非大域ゾーンで可視であってはいけません。たとえば、大域ゾーンでのみ機能するカーネルドライバやシステム構成ファイルがこれに該当します。この設定により、実際にパッケージデータをインストールしなくても、非大域ゾーンが、大域ゾーンにのみインストールされるパッケージの依存関係を解決することが可能になります。
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インストール中のパッケージに依存するほかのパッケージにより、このパッケージが依存関係の検査目的ですべてのゾーンにインストールされたと認識されます。
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このパッケージ設定には、SUNW_PKG_ALLZONES を true に設定するために定義されたすべての制限が含まれます。
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大域ゾーン内で、パッケージはインストール済みとして認識され、パッケージのすべての構成要素がインストールされます。パッケージのインストール時に、ディレクトリの作成、ファイルのインストール、およびクラス操作とほかのスクリプトが、必要に応じて実行されます。
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非大域ゾーン内で、パッケージはインストール済みとして認識されますが、パッケージの構成要素は 1 つもインストールされません。パッケージのインストール時に、ディレクトリの作成、ファイルのインストール、およびクラス操作やほかのインストールスクリプトは実行されません。
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パッケージが大域ゾーンから削除される場合、パッケージは完全にインストールされていたと認識されます。パッケージの削除時に、該当するディレクトリおよびファイルが削除され、クラス操作またはほかのインストールスクリプトが実行されます。
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