Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

ゾーンがインストールされているシステムでのパッチの削除

patchrm(1M) のマニュアルページで説明しているように、patchrm システムユーティリティーを使用すると、次の作業を実行できます。

Procedure大域ゾーンとすべての非大域ゾーンからパッチを削除する方法

この手順を実行するには、大域ゾーン内で大域管理者になる必要があります。

  1. スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。

    役割の作成と作成した役割のユーザーへの割り当てについては、『Solaris のシステム管理 (基本編)』「Solaris 管理ツールを RBAC と組み合わせて使用する (作業マップ)」を参照してください。

  2. patchrm コマンドに続けてパッチ ID を指定して実行します。


    global# patchrm patch_id
    

Procedure指定された非大域ゾーンだけからパッチを削除する方法

指定された非大域ゾーンだけからパッチを削除するには、パッチセット内のすべてのパッケージの SUNW_PKG_ALLZONES パッケージパラメータが false に設定されている必要があります。

この手順を実行するには、非大域ゾーン内のゾーン管理者になる必要があります。

  1. ゾーン管理者として非大域ゾーンにログインします。

  2. 非大域ゾーン (この手順では my-zone) 内で、patchrm コマンドに続けてパッチ ID を指定して実行します。


    my-zone# patchrm patch_id